FIRENZE (フィレンツェ)
2022.04.04
2022.04.04
お待たせしました。
クラシックなイタリアンテーラードのテクニックをベースとして作られているBianccoのスーツをさらに濃厚に玄人好みするようなNEW PRODUCT MODELとして「FIRENZE (フィレンツェ)」と銘打ったモデルを開始します。
↑ 通常、胸ポケット下に配される"ダーツ"がないのにも関わらず作られるウエストのシェイプは技術のたまもの
その名の通りフィレンツェスタイルを集約したモデルとなっており、前身頃のダーツを廃した伝統的な2面体構造で全体的にやさしく滑らかで立体的な丸みを帯びたボディーラインとなっております。
通常ジャケットは3面体構造(前身頃・細腹・後ろ身頃)となっており、体のラインに合わせ効率よく立体的に形成させるために必要な構造で、上記3面のパーツに合わせ前身頃のダーツでウエストのラインを作ってゆきます。
その3面体構造を2面体にし、ダーツまで廃してしまうとどのようなジャケットになるかは想像できるかと思います。
そうです「I型」と呼ばれるサックスーツのようなズドンと、くびれ無く落ちるスーツになるのです。
それがかっこ悪いとかいう意味ではありません。
2面体構造でメリハリのあるスタイルを作るためには、パターンやアイロンワークといったサルトリアの技術を集約し立体感を構築するそれ相応の技術やテクニックが必要なんですよということです。さらにサイズを合わせ補正を加えるとなると、その苦労や時間が図り切れません。
でもどうしてそこまでして2面体の構造に惹かれるのか・・・
やはりそこには2面体構造だからこその特筆すべきポイントがあるのです。
ダーツがない分柄が歪まずスッキリとした印象と、なによりも包み込むような丸みを帯びたシルエットが最大の特徴で、広めの肩幅から少し弧を描くように落ちる貫禄あるショルダーラインと衿のカッティングから自然に繋がるフロントカットが直線と曲線の調和を感じて頂ける 1 着となっており、そのシルエットはエレガントのひと言なのです。
↑ 新しく付け加えられた”ティアドロップ型”の手縫いのフラワーホール
最高の技術とテクニックを取り入れ実現したBianccoのNEW PRODUCT "FIRENZE"をぜひお試しください。
"FIRENZE"はPlatinum Editionのみ取り扱いで、+¥5,280のオプション料金がかかります。
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