
2着目以降のオーダースーツの楽しみ方
2026.05.24

2026.05.24
オーダースーツを仕立てる際、皆さまはどのような準備をされていますか?
「どんなデザインにしようか」「どんな色がいいか」とイメージを膨らませていただく時間は、オーダーの醍醐味。
しかし、デザイン以上に「最高のスーツ」を手に入れるために、ぜひ皆さまにお願いしたいことがあります。
それは、「今、お持ちのスーツを持ってくる(または着てくる)」ということです。

リピーターの皆さまには、ぜひ「以前当店で仕立てたスーツ」をお持ちいただきたいと考えています。
1着目のスーツは、いわば「最高の完成品」であると同時に、次をより良くするための「究極のサンプル」。
ミリ単位の調整を施した1着を実際に数ヶ月着ていただくことで、「数字」だけでは見えない「動きのクセ」や「より快適なゆとり」が生地に現れます。
「今のままでも十分に丁度いい」と仰っていただけることは、私にとって最高の褒め言葉です。
ですが、私にはまだできることがあります。
実物を見せていただくことで、前回をさらに超える「本物の完璧」へとアップデートすることができるのです。

当店を初めてご利用いただくお客様も、ぜひ今お召しのスーツや、他店で仕立てられたスーツをお持ちください。
「初めてなのに、他店のスーツを持っていくのは気が引ける……」と思われるかもしれませんが、全くそんなことはありません。
むしろ、今のスーツを見せていただくことが、理想の1着への一番の近道になります。
「ここの窮屈感をなくしたい」 「このシワがいつも気になる」 「もっとスタイル良く見せたい」 言葉では伝えにくい細かな悩みも、実物があれば一目瞭然です。
現状の問題点を確認し、改善策を練ることで、1着目から驚くほど精度の高い、スタイルアップしたご提案が可能になります。

とはいえ、スーツをわざわざ持ち運ぶのは、荷物にもなりますし、正直なところ「面倒だな」と感じてしまうものですよね。
特にお忙しい合間のご来店であれば、なおさらだと思います。
ですが、その「少しの手間」が、これから先、数年間にわたって皆さまの自信を支えるスーツの完成度を劇的に変えます。
皆さまが抱える「あと少し、こうなればいいのに」という想いを、私たちは確かな技術で形にしたい。
そのための一歩として、ぜひお力をお貸しください。
共に「最高の一着」を育てていく オーダーは、お客様と仕立て屋の共同作業です。
今あるスーツをベースに、さらに深く、細かく、理想を追求していく。これこそが既製品にはない、オーダーだけの本当の愉しみです。
「前回と同じ」で終わらせない。
「初めて」を不安で終わらせない。
お気に入りの一着、あるいは少しお悩みの残る一着を携えて、ぜひお越しください。
必ず、今までの自分を更新する最高のスーツを仕立ててみせます。
皆さまのご来店を、心よりお待ちしております!
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