春に着たいスーツの生地
2022.02.07
2022.02.07
ご存じの通り、オーダースーツは仕上がりに1か月ほど頂戴しているのですが、仕上がる時期を見越し「今の時期にオーダーしたい生地」というものがあります。
冬には少し心もとなく夏に着用するには少し暑い。良い生地なのはわかるけど、着る機会が少なそうな。
そんな”春スーツ”のご紹介です。
いわゆる3シーズン生地と呼ばれるものですが、3シーズン物としても「夏向けの3シーズン生地」と「冬向けの3シーズン生地」に分けられます。ハッキリとした区分けみたいなものはないのですが、生地の特性や生地の仕上げによるもので手触りや織り方、見た目に左右されるところなのです。
そこでお勧めしたい生地というのは、2PLY・3PLYなど複数の糸を撚り合わせた糸で織られた生地や少し厚手でバリっとした太目の糸を使った生地です。
その中で通気性や糸自体の太さで春用と秋用を使い分けていただくようにおすすめしているのですが、1着ご用意していただきたいのが VITALE BARBERIS CANONICO (カノニコ)の6PLY 21マイクロン。
¥133,100 (normal edition)
名称の通り縦横ともに6本を撚って1本の糸にして再度撚りをかけた6プライ糸を、経糸と緯糸にそれぞれ使用しており、通気性と反発力に大変優れ、シワ回復力が非常に高い。それと特筆すべきは、伸度にも優れている点です。色合いはベーシックなものが多いので飽きずに長く着用していただけること間違いありません。
他の21マイクロンシリーズ、2PLY、3PLYも春先に特におすすめですが、ある程度スーツの着数を揃えたのちにシーズン問わず着用できる少し高級な生地でオーダーするというのが今時期オーダーすべき生地なのです。
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