blazer

スーツはこう着る

2016.12.04

お仕立て上がりの際、お客様には試着をしてもらうのですが"気になる事"を発見。

スーツを着なれている方はご存知の事と思うのですが、そうでなくあまり着る機会がなかった方も多いのでここで基本的なルールなるものをお伝えしようかと思います。
あくまで"基本的"なこととなりますので"あえて"の着こなしとしてではありませんのでご注意を。
ボタンの留め方
まずスーツの前ボタンの一番下(二つ釦だと第二ボタン)は閉めない事が基本となります。

モーニングのスーツをはじめフォーマルなスーツはできるだけ装飾が少ないものがドレッシーとされています。ボタンでいうと1つボタンが一番装飾を省いた仕様とされフォーマル度が高くなり、2ボタン、3つボタンは飾りとして付け加えられた物とされています。
飾りとして付け加えられた物なので留める必要が無く、着崩しているといった事にはならず逆に留める事が野暮だという印象を与えてしまうのです。
ボタンの留め方
ボタンの仕様を示すとき、2×1や3×1など数字で表すことがあります。
これはボタンの数×止めると良い数であらわされているのです。ジャケットの襟部分の返りや、裾の広がりが一番きれいに見えるデザインだからあえてそう表記されているのです。
また、「一番下のみ留めない説」が当てはまらないものもあり3×1は"段返り"と呼ばれるデザインです。これはラペル(襟)の返りが2つボタンの位置で反り返る作りとなっており第一ボタンは飾りとして真ん中(第二ボタン)のみ留める着かたとなります。ラペル(襟)のロールを強調し仕立ての良さや立体感を見せるというような形を見せるものとなるのです。

また、レディーススーツにおいてもルールが色々ありますがBianccoでお仕立てするレディーススーツは「婦人物」と区別するためメンズスーツのように着丈(ジャケットの長さ)を長めにとっています。
ですのでメンズルールと同じよう一番下のボタンは外して着ていただくよう推奨しています。

それぞれの仕様やデザインを理解した上、コーディネートをしていくようになるとオシャレの幅もグッと広がっていくに違いありません。基本を踏まえたくさんのオシャレを楽しんでください!

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