オーバーサイズセットアップ
2024.05.21
2024.05.21
エレガンス復権のいま、テーラードウェアへの注目度もさらに高まっている。
「スーツを着なくなった」「スーツの着る機会がなくなった」とは耳にタコができるくらい聞いているが、そういう中であえてスーツを着る機会、着なくていいからこそ着る機会が高まっている気もする。
高感度な洒落者がこぞって取り入れているオーバーサイズな着こなし。
ビジネススーツではなくカジュアルに着こなすスーツスタイルをオーバーサイズで取り入れているのを昨今見かける機会も多くなっている。
しかし、普通にオーダースーツ屋が推奨するというのもおかしな話かもしれません。
オーダースーツは体にジャストフィットさせ体のラインを作り、包み込ませて着用していただくスーツを作るのが仕事ですからサイズをあえて合わせないなんて・・・と。
多種多様でかつてのスーツ文化もあいまいになっていている昨今、もっと自由に楽しいスーツスタイルというのも良いのかもしれない。ビジネスウェア・フォーマルウェアとしてのスーツももちろん大切ですが、それ以外のファッションとしてのスーツもこれからの時代、取り入れてみるというのもおかしなことではないのかと。
ガチガチのスリーピース、ピチピチなスキニーシルエット、肩パットモリモリなソフトスーツもそれぞれ日本におけるスーツ文化なのですから。
さて、本題に戻り「オーバーサイズセットアップ」ですが、ドレスアイテムでもあるテーラードを大きめサイズで着こなすというのは着こなしレベルでいうとかなりの難易度に値します。
若者が大きなサイズを着るのとはわけが違います。
私たち大人(おじさん)が大きなサイズを着こなすのですからそれなりの知識と、アイテム合わせや質とお金をかけなければあまりかっこよくありません。
ただ、大きなサイズを着るというだけでなく「大きなサイズとして設計され、適度にサイズを調整されたスーツ」でなければいけないという事なのです。
肩幅や着丈、渡り幅やすそ幅も。通常のサイズより2サイズアップ位を適正な範囲でというのが着こなしのポイントとなるのです。
*モデル次第で何とでもなります(笑)
そうです。結局サイズを合わせなければ”かっこいいオーバーサイズセットアップ”を着こなすことができないという事となり、オーダースーツという事になるわけなのです!(笑)
ラグジュアリーブランドやストリートブランド。様々なブランドもオーバーサイズセットアップを展開しておりますが、デザインが個性的すぎだったり、あまりに質素な作りであったりと実際着てみようにもなかなか取り入れにくいのも確かで、数年前より展開していたBianccoのPlatinam Editionでも展開していた”オーバーサイズセットアップ”ではあまりに贅沢すぎる仕立てでもありました。
そこで時間をかけNomal Editionでも新たにオーバーサイズの設計を基に、テーラードオーバーサイズセットアップを完成させましたのでご紹介させていただいているというわけなのです。
*肌寒い時などサラッと着流すくらいがちょうどよい。
もちろんディテールや作りは本格的なテーラードジャケットそのもので、本格的なテーラードの特徴の一つでもあるラペルもその一つ。立体感があり綺麗にロールしたラペルと標準仕様でもあるAMFステッチで手縫いのような風合いを出し、袖山も綺麗に落とすことを考え低めに設定。
芯材は使わず、軽くふんわりとした着心地に。生地も妥協せず”本物”の生地を贅沢に使用してください。
*細身返しと呼ばれる裏仕立てで出来るだけ軽い着心地を再現しています。
コンサバ過ぎず攻めすぎていない絶妙な塩梅で、着こなしで陥りがちな”小僧感”は皆無。
大人がかっこよく着られるオーバーサイズセットアップを是非お試しください。
オプション代金 通常スーツ代金+細身返し(+¥4,400)
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