ウールの10倍以上の摩擦強度を誇るウール
2023.01.24
2023.01.24
「パンツがすぐにダメになる。」
「丈夫な生地はないのか。」
・・・
縫ってあるものなのでほつれたりパンクしたりというのは聞きますが、”生地の摩耗による生地自体の消耗”に関してはケアの仕方やスーツの取り扱いについて説明するしかありませんでした。
その中でも丈夫だと言えるのが撚りの強いいわゆる強撚糸や、ポリエステルを混紡してあるものでしたが、そこに入る強力な仲間のご紹介です。
CORDURA COMBAT WOOL（コーデュラ コンバット ウール）
いかにも強そうなネーミング。
もしかしたら織ネームを見たことがある方もいるかと思いますがよくカバンやアウトドア製品に使われているのが”CORDURA（コーデュラ）生地”で、のちにワークやミリタリー系の生地を開発するなどその用途によって様々な種類が織られるようになり、なんと「防弾チョッキ」に使われたバリスティックもコーデュラの仲間なのです。
もちろんスーツに使われる生地はしなやかな上質生地なのですが、スーツ用生地のコンバットウールも耐久性はそのままなのです。
第三者機関の試験では、通常のウールに比べ10倍以上の摩擦強度と実証され、スーツを酷使する営業職の方に、また流行りのリュック通勤にも適した最強の生地だという事なのです。
CORDURA COMBAT WOOL（コーデュラ コンバット ウール）は100％メリノウール素材と比較して、10倍優れた耐摩耗性と2.1倍優れた引張り強度、1.4倍優れた引き裂き強度を誇ります。
さらに天然素材であるウール繊維は自然に温度と湿度を調節し、暑い時には涼しく、寒い時には暖かくといったように季節を問わず快適なコンディションをキープしてくれるという高性能生地。
写真は起毛感あるサージ生地(W70,N30)ですが、平織の生地（W53,N29,P14,PU4）も用意してありますので春夏生地としても着用いただけます。
ウールの風合いを最大限残し、コーデュラに備わる強度を持ち合わせた「天然繊維 × 機能性」の別注糸により丈夫で長く使用いただけ、廃棄の面でも環境にやさしい素材でもあるのです。
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