本当にあった質問
2016.07.19
2016.07.19
”本当にあったQ&A”のカテゴリーでは、よくあるQ&Aも踏まえ、本当にあったQ&Aもお客様と共有していきたいと思います!
該当するQ&Aがないかもしれませんが新たな発見ができるかもしれませんので時間つぶしにでもご覧ください。
今回は・・・
「袖裏の裏地について」です。
Bianccoのスーツは裏地なしのアンコン仕立てについても、通常の仕立てにおいても袖裏を付けてお渡ししています。*(カジュアルセットアップは付けていませんがオプションでつける事ができます。)
それは腕の滑りを良くし着たり脱いだりする時にストレスとならないようにする為です。
その袖裏ですが見た感じや感触がダボっとしています。一見、生地のサイズが合っていない!しっかり縫い合わさっていない!と思うかもしれませんがワザとなのですよ。ピッタリしていると裏地の見た目も綺麗ですが着心地についてはそうとも言えないのです。スーツの場合Woolを使った製品が多く伸び縮みのある素材になります。ストレッチ素材であれば余計です。
その為、裏地を多く使う事で引っ張られた時など表地についていかないような工夫がされているのです。
縫製業界では如何にこの「ゆとり分」を加減しシルエットを綺麗に見せるかというのが技術力の差としても見分けられるところでもあります。ただ、どうしても気になる場合はお申し付けください!直す事もできますので!
色や柄を変えオシャレをアピールするだけの物ではないのですよ。
裏地にも意味があるのです。滑りがよくなる事でシャツとの摩擦抵抗が少なくなりひっかっかりがない為着心地の部分でも軽く感じたり、汗を直接表地に触れさせないようにする為スーツ自体を長持ちさせる事ができたり、"サカムケ"が引っかかる事ないので指への負担も少なくなります!
もっと裏地に評価を!!(笑)
*”カジュアルジャケット・セットアップ”仕様により袖裏を付けない仕様をお勧めしております。
*”本当にあったQ&Aまとめ”
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