女性がメンズスーツを着る。
2021.08.23
2021.08.23
→ 更新しました。
A. 「作れます。」
↑ メンズパターンを採用したスーツ
性別を問わない「ジェンダーレス社会」に向け、誰でもオーダースーツを楽しんでいただくべくメンズ・レディースの垣根を取っ払い、すべて"メンズパターン"でのご注文を開始いたします。
男性でも「女性らしい」フィットしたジャケットやパンツをご希望される方もいる中で、女性でも「男性らしい」スーツがオーダーできないのはおかしいかなと思ったためです。
当初レディース専用パターンを用意し展開してきましたが、レディースならではの規制やオプションの可能不可能があったためただ単にサイズフィットさせるためのオーダーとなっておりました。
女性でオーダーを検討されているお客様は、そうではなく「メンズスーツらしい」ものを思い描いておりフィットしたスーツではないあくまで「メンズスーツ」をご希望されていると感じたためです。
女性のラインを生かした”レディーススーツ”は既製品で数多く展開され開発研究も進んでおり、それに加え価格も買いやすくオーダーでは不可能なデザインの幅も兼ね揃えており、そこを求めているわけではないはずだと。
そこで絶対的に自信のある「メンズパターン」を使ったオーダースーツをお望みのお客様へのご注文を開始いたしました。
当店ではメンズ、レディースを区別せず展開しますので表記は全て"Order Suit"とさせていただいております。
細かな採寸はもちろんお一人お一人に寄り添い性別を問わずファッション、オーダースーツを楽しんでいただくことができれば幸いです!
*打ち合い(前合わせ)についてはご希望により逆(女前)も可能です。
意外とお問い合わせの多い女性のメンズスーツについてです。
→ 過去の記事です。(2017.02.01)
A. 結論から申しますと"できます。"
が、各箇所に不具合等出てくる可能性があります。
まずメンズスーツとレディーススーツは目に見えて違う箇所が1つあります。
メンズはジャケットのボタンが右側に、左身頃が前にくるのに対しレディースは逆で右前となります。これにも理由があるのですが使用上あまり不便はなく、諸説ありますので割愛させていただきます。
また、レディーススーツは紳士物と違い曲線的なパターンを使います。
それは女性ならではの美しさや、柔らかさ、体型を考えられたもので女性の体に沿うパターンとなっており逆に紳士物は直線的なパターンを採用しております。
そのため、女性が紳士物のスーツで作ると胸の部分を抑える型となり膨らみに対して生地が持ち上がるので前身頃が浮いてしまう可能性があります。
パンツに関しましてもヒップに対してワタリ幅のバランスが男性に比べ差寸が大きくなり思っているシルエットにならない可能性もあることをご理解いただいた上のご注文となります。
Bianccoではレディーススーツを着たくない女性の皆様にも納得いただけるようなレディースパターンも持っています。
レディースパターンでよりメンズに近い雰囲気やデザインも盛り込むことも可能ですのでご相談ください。
色々申しましたが、ファッションは自由です。
自分の物差しだけでは世界が広がりません。お客様の気持ちや希望をスーツに落とし込むこともBianccoの使命だと感じております。
より身近に相談もしていただけるようなスーツ屋になっていきます。
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