Schonherr

ションヘル織機の息吹

2020.08.21

国内有数の毛織物の産地として知られる愛知県一宮市。通称「尾州」

一般的には馴染みの薄い「尾州」ですが、毛織物の産地として発展を遂げてきた地域なのです。
現在では国内はもとより、欧米の一流メゾンからのオーダーも絶えず、イタリア ビエラ地区の織物と並び称され織物の産地として名を轟かせているのです。

ここまで発展を遂げた理由の一つが「織機」の存在が上げられます。
国内で織られている多くが、高速織機(レピア織機)に対し、通常の1/5程度のゆっくりとしたスピードで織り上げられる”ションヘル織機”と大きく2種類があります。

それぞれの良いところ悪いところはありますが、今回は”ションヘル織機”のご紹介です。
尾州ションヘルを使った生地は以前より取り扱いはございましたが、今シーズンより昭和2年創業の”老舗織元”と直接取引が決まりましたので深堀して紹介をさせていただきます。

Schonherr

ションヘル織機は50年以上前に製造されたもので、現在では絶版となり修理に使用する部品さえも稀少なものになりつつあります。国内で稼働されている台数も少なくマニア熱狂の”ヴィンテージ織機”なのです。
ションヘルが衰退して行った理由は、短納期に流通の変化、生産効率によるもので時代に即していないと言うことなのですがパーソナルな消費動向に変わってきている現代において一般的に再び?三度注目を浴びている存在なのです。

織り上がる生地は、横糸を高速で機械的にシュッシュッと渡しているのに対し、シャトルを左右にくぐらせて織られる生地("鶴の恩返し"のような)はなんとも滑らかで柔らかい風合いや、綺麗な織り柄でヨーロッパの高級生地にも負けない位の雰囲気や魅力があるのです。
いかにクオリティーを上げ価格を下げるかが、私の最近の悩みだったのですがタイミングよくお声がけをいただき悩みが一つ解決されました。

価格は縫製工賃によるところが大きくLow price editionでの「国内縫製」、「工場ランク」も落としたくない。と考えているため生地の流通コストを見直すしかなかったのです。
当たり前のことですが、中に1社、2社通すより”直接”が一番クオリティー的にも価格的にもいいですからね!

直接工場に行きもっと詳しくご紹介できればいいのですが、色々と落ち着いてからにしようと思います。


「絶対に覗いてはいけません。」って言われるのかな・・・(笑)

 

尾州産生地 ¥38,000

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