tweed

ツイードのお話

2017.11.24

本格的に冬素材が動き出しております。

ツイードに代表される冬素材は見た目にもトレンド的にも真冬に向け恋しくなるスーツではないでしょうか。
3ピースでクラシックに、デニムやコットンパンツに合わせるカジュアルジャケットなど使いまわしのきくアイテムで気軽に羽織れる生地の一つでもあるのですが、より本格的に、生地の特性や蘊蓄を知ることによってよりコーディネートの幅や使い方に変化が出てくると思いますので”ツイード”について軽くご説明させていただこうと思います。
Harris-Tweed
ツイードとは本来スコットランド地方で紡いだ糸で織られたホームスパン(手織)の事のみの名称でしたが、時代背景とともに量産が必要に迫られそれ以外に限らすスコッチ風紡毛織物一般をツイードと呼んでおります。
いまでは国産ツイードや化学繊維混紡のツイード風生地も多種多様で、予算や好みによってたくさんの生地から選ぶ事ができますが、出来合いの「鍋の元」を使うより自家製のほうが美味しく体にも良いと言うのと同じように、雰囲気だけで選ぶものではないような気もしてきます。
化学調味料を使って味を再現しているものよりも、食べる人の体調や好みを考えて作られている手作り鍋のほうが体も気持ちもホッコリするのではないでしょうか?
それはツイードでも同じで、寒い地方で飼育された羊の毛を使い生成された生地のジャケットのほうが私たち道産子の気持ちをわかっていただけているのでは?と私は思っています。
ブラックフェイス
ツイードで有名な”ハリスツイード”等も例外ではなくスコットランド地方で飼育されている「ブラックフェイス」という品種の羊の毛を使っております。
寒い地方で育った羊毛は脂の乗りなど寒さ対策にしっかりと対応しているとも言えるでしょう。
より本格的にツイードを楽しみたい。そんなお客様に向けてのお知らせでした。
ちなみにジンギスカンは士別出身の「サフォーク」という品種の羊が有名みたいです(笑)

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