スーツがすぐダメになる!?

2020.06.08

Q,いつもスーツがすぐダメになってしまうのです・・・

安いスーツだからダメになるのが早いのでしょうか・・・と、
初めてオーダーされるお客様に儚げな面持ちで相談されることが多いのですが、個人的にスーツをダメにしたことがないのでどうしてかなといつも悩まされます。
しかし決して安いものだからではありません。

もしかして毎日着ていませんか?丸一日着てそのままハンガーに掛けてませんか?アイロンを当ててますか?
汚れをそのままにしていませんか??

ripea

A, 全てではありませんが、きっと「スーツがすぐにダメになる」方はどれかに当てはまるのではないでしょうか。

汗をかき、乾ききらないうちに着てしまうと匂いの温床や、カビの原因になるというのはご存知かと思います。
靴に例えてみても、同じです。
ですので、1日着たら1度リセットしてください!しっかりと乾燥させる事。基本的には夏場は中2日、冬場は中1日最低でも休ませてください。よく言われる”最低スーツは何着必要か”は色柄、着用シーンでなはなく、ここから着ているのかと思います。
これだけでも長持ちするかと思うのですがさらに手間を掛けてあげると新品同様に何年も着用いただく事ができるのですよ。

1日を終え着替えるとに洋服ブラシでブラッシングも加えてください。
目に見えないホコリや花粉、小さな虫が付着している事もあるのです。そのままにしとくと・・・考えただけでもゾッとしますよね・・・(笑)
また、クリースのラインが消えたときだけでも構いませんがしっかりアイロンをかける事も大切な事です。
高温で噴出される蒸気(スチーム)も殺菌・さっ臭効果もありますのでサーっとで構わないので蒸気も当ててください。またアイロンを当てる事でスーツの傷を早期発見できるという利点もあります。
早めに気づくかそうでないのとでは、雲泥の差なのです。
シワが気になるところにはサッと霧吹きをし、厚手のハンガーに吊るし保管しましょう。

知っての通りスーツは毛織物で作られています。1枚に見えても細い1本と糸から作られています。膝を曲げたり座ったりで綺麗にクロスした生地が負荷によって伸びたり縮んだり寄ったり離れたりしています。
生地が伸びたまま、また同じ箇所に負荷を与えると生地も我慢ができなくなります!
なるべく元の状態に近くなるよう戻してあげましょう。

「スーツがすぐにダメになる」のは安いから、量販店ものだからではありません。

スーツに対しての愛情の度合いが弱いからなのかもしれませんね・・・。

 

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